最新ニュース

学生の学業阻害は、企業の選考方法に原因あり?ー2018年新卒採用における履修履歴活用実態調査結果

[更新日:2017.09.27]

<報道関係各位>
プレスリリース

2017年9月27日
履修履歴活用コンソーシアム
運営事務局 株式会社パフ


学生の学業阻害は、企業の選考方法に原因あり?

 

2018年新卒採用における履修履歴活用実態調査結果

このたび履修履歴活用コンソーシアムでは、2018年新卒採用における履修履歴活用実態(新卒採用における企業の履修履歴の取得・活用状況)調査を、コンソーシアム加盟企業が運営する就職サイトの会員を対象に本年の6月下旬から7月末にかけて実施いたしました。

その結果、約1,500人の学生から回答を得ることができましたので、その内容を以下ご報告いたします。
また本調査では、「履修履歴を活用していた企業名」を尋ねております。名前が挙がった企業も、あわせて公表させていただきます。

※プレスリリース全文は下記よりダウンロード可能です。
https://risyu-katsu.jp/wp-content/uploads/2017/09/risyukatsu-pr20170927.pdf

2018年新卒採用における履修履歴活用実態調査概要

■調査実施者:履修履歴活用コンソーシアム  https://risyu-katsu.jp/

■実施期間:2017年6月27日~7月29日

■調査対象:2018年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生(コンソーシアム加盟各社が運営する就職サイト会員学生)

■調査方法:Eメールにてアンケートへの回答を依頼。学生はWeb上のアンケートフォームより入力

■回答数:1,456名

「学業を重視した採用選考をしている企業はない」との回答が6割以上

学業を重視した採用選考を行っている(と感じられる)企業がどれくらいあったかという質問をおこなった。「重視されていると感じた企業はなかった」との回答が61.4%と大多数であり、「(重視している企業は)5割以上」と回答した学生は1割にも満たなかった。
重視されていると感じなかった理由は「研究・ゼミについての質問はあったが、専門科目等の履修科目についての具体的な質問はなかった」という回答が7割を超え、フリー回答では「授業はほとんど休んでおらず、成績もそこそこであったため、それをアピールしたことがあった。しかし、企業側は大学での学士レベルの授業など知ったことではない、という態度であった」という意見もあり、学生は「企業は採用選考において、学業に重きを置いていない」と感じているようだ。
Q.自分の履修科目が、選考時に重視されていると感じた企業の割合を教えてください


Q.自分の履修科目が重視されていると感じた理由をお教えください(「重視されている」と回答した学生のみへの質問。複数回答)

 

「学業と学業外の両面から質問する企業への印象は良い」と、70%以上が回答

面接で、学業と学業外の両面から質問する企業にいい印象を持つと7割を超える学生が回答している。しかしながら、「大学での成績よりも、サークル活動やアルバイト等で自分の経験や考え方・価値観を問われる質問が大半だった」「部活のことばかり聞かれた」という声は多い。
いまの学生は、非常に高い割合で授業に出席している(アンケート調査では、「8割以上の授業に出席している」と回答した学生が70%以上)。学生生活の多くを学業に費やしている学生たちは、サークルやアルバイト等の学業外の質問だけでなく、学業に関する質問をしてほしいと思っているようだ。

Q.選考時、学業と学業外両面から質問する企業の印象は良いですか?

Q.授業へはどの程度出席していましたか

「履修履歴に関して質問されると学生の学業への向き合い方は変わる」という回答が半数以上

続いて、履修科目に関する質問(「学業と学業外のバランス」「力を入れた授業や興味を持った授業」「授業の具体的な内容」等)を積極的にされると、学業への向き合い方が変わるか、と質問した。結果、56.45%の学生が「学業への向き合い方が変わる」と回答している。

Q.選考時に、履修科目に関する質問を企業から積極的にされると、学生の学業への向き合い方は変わると思いますか?

調査まとめ

今回の履修履歴活用実態調査では、現在の学生たちは学校の授業に真面目に出席し、学業に多くの時間を割いている現状にもかかわらず、企業からは軽視されている(と、少なくとも学生は感じている)ことが明らかになりました。

履修履歴活用コンソーシアムでは、企業経営者や採用担当者に対して、学業(何をなぜ学んできたか)に対する関心を高めてもらうための各種取り組みを今後も行ってまいります。企業はもちろんのこと、社会全体が「学生の学び」に注目することが、学生の学業に対する意識・意欲の向上につながり、高等教育機関の発展にも役立てるものと考えております。

「学校での学びは、社会ではたらくうえでとても大事なことである」というメッセージを、企業が率先して発信することが何より大切なのではないでしょうか。

なお、本調査は、2019年新卒新卒採用の選考終了時期にも実施する予定です。

2018年新卒採用における履修履歴活用実態調査・アンケート結果

本アンケート結果の全データは下記よりご覧いただけます。

◆アンケート結果
https://risyu-katsu.jp/wp-content/uploads/2017/09/risyukatsureports2018.pdf

◆アンケート結果/履修履歴の提出を、選考の早期段階で求めていた企業名一覧
https://risyu-katsu.jp/reports2018company/

履修履歴活用コンソーシアムについて

2017年7月1日設立の、全国各地域の就職・採用支援事業者で構成された団体です。2017年9月現在、24社の企業が加盟しています。

<設立趣旨>(ホームページ https://risyu-katsu.jp/found/ より抜粋)

【学生の「学び」と、卒業後の「働く」をつなぐ架け橋として】

日本の新卒採用シーンでは、「学生がどのような考えや価値観に基づいて学業に取り組んできたのか」ということ(=履修履歴)に対して興味を持たれることが、今までほとんどありませんでした。
それが結果として、「就活が始まると学生が授業に出なくなる」という現象につながり、「企業の採用活動は学業を阻害している」との批判を招く一因にもなっていました。

かかる状況を改善していくことを目的に、私たち就職・採用支援会社は共同で「履修履歴活用コンソーシアム」を設立いたしました。

本コンソーシアムのサービスや活動を通じて、学生の「学ぶ意欲」が醸成され、社会で活躍するための基礎的なチカラを蓄えた人材が、大学をはじめとするすべての高等教育機関から多数輩出される世の中になることを願っております。
 

【本リリースに関するお問い合わせ先】

履修履歴活用コンソーシアム

運営事務局 事務部長(株式会社パフ)保坂光江
電話03-3662-8144 FAX 03-3662-8018
e-mail info@risyu-katsu.jp